イエプコ表面処理装置

「イエプコ表面処理」とは?

イエプコ表面処理」はスイスIEPCO社が開発した低圧方式の微細ブラスト処理で、ショットピーニング技術(金属疲労強度を向上させる為に表面に鉄球を打ち付ける)を応用した独自の先進表面技術です。
荒れた金属表面をミクロで見た不安定要素のクリーニングを行ない、次いでその金属表面組織を独自のピーニング技法で平滑化・緻密化させることで、加工後の金属表面がもつ欠陥を無くしその表面に求める特性を付加させます。


イエプコ表面処理装置(小型モデル)『PM-550型』 イエプコ表面処理装置(汎用モデル)『PM-770S型』

【左】
イエプコ表面処理装置(小型モデル)『PM-550型』)

【右】
イエプコ表面処理装置(汎用モデル)『PM-770S型』

<製造元:スイスIEPCO社>
<輸入販売元:プラストロン株式会社>


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「イエプコ表面処理」の基本原理

イエプコ表面処理」は基本2工程のエアーブラスト工法で構成されております。

【第1工程】クリーニング工程

研削加工、放電加工後のワーク表面には、加工時のバリ・カエリがあり、また応力や熱によって母材の表面上に加工変質層が作られます。この変質層は剥離しやすくカジリの原因になります。
クリーニング工程ではこれらの加工変質層を除去し、ワーク表面上に微細空孔(マイクロポロシティ)や微細ひび割れ(マイクロクラック)を露出させます。

【第2工程】ピーニング工程

機械加工により発生する微細空孔(マイクロポロシティ)、微細ひび割れ(マイクロクラック)の閉塞し、表面の平滑化 および 引張残留応力を圧縮応力へ転換します。

図と絵で見る「イエプコ表面処理」の加工メカニズム

図で見る「イエプコ表面処理」の加工メカニズム

図で見る「イエプコ表面処理」の加工メカニズム

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資料提供元:プラストロン株式会社

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「イエプコ表面処理」の活用分野

イエプコ表面処理」の最大のメリットは、「機械加工後の金属表面を、寸法精度をほとんど変えること無く超精密な表面仕上げを行なう」という高度な目的を、エアーブラスト工法を応用することにより誰にでも簡単に実現できるというものです。
各種金型・加工ツール等の品質向上と生産性向上に役立ち、研究開発から製造の第一線まで多岐に渡り応用され多くの実績があります。

表面不純物の除去 放電加工表面の白層除去
研削加工トレース内のカエリ除去
金型のデボジット除去
表面状態の改良 微細ひび割れ(マイクロクラック)の閉塞
微細空孔(マイクロポロシティ)の閉塞
金属表面の緻密化
加工ツールの破損向上 エンドミル、ドリル、カッター類の刃部のカエリ除去及び破損防止
コーティングツールの表面改良
金型の品質向上
(成型効率向上・型寿命向上)
ゴム・プラスチック金型の離型性、流動性向上、
多数個取りゲートバランス向上、冷間鍛造用パンチやダイの破損防止
精密部品の微細バリ除去 時計用ギヤ、放電電極
摺動抵抗の軽減 金型スライド・エジェクターピンのカジリ防止
その他 焼入れ後の酸化皮膜の除去

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イエプコ表面処理装置

イエプコ表面処理装置」は全7機種をラインナップ。ワーク寸法に応じてお選び頂けます。
イエプコ表面処理装置」は2工程を必要とする表面技術である為、メディアの交換等による作業効率や誤使用防止の観点から2台ご準備頂く事を強く推奨致します。
尚、「イエプコ表面処理装置」は特殊な専用メディア「エージェント」を低圧で安定噴射される為に、一般的なエアーブラスト機では「イエプコ表面処理装置」を行なう事はできません。


イエプコ表面処理装置:代表機種仕様
品番 PM-550 PM-620S PM-770S
ワークスペース
(WxDxH)
450x300x300mm 550x350x400mm 740x520x500mm
適正ワーク寸法
(WxDxH)
300x250x200mm 400x350x200mm 500x500x250mm
ターンテーブル φ350mm
最大ワーク重量 20kg 20kg 50kg
機械重量 77kg 150kg 230kg
機械
寸法
706mm 755mm 870mm
奥行 665mm 775mm 936mm
高さ 800mm
(1,560mm)※
1,420~1,620mm 1,540~1,740mm
電源/出力 単相200V/125W 単相200V/125W 単相200V/145W
集塵装置 不付
ノズル口径 標準φ5mm(φ3mm/φ8mmをオプションで選択可)
必要空気流量 253NL/min(φ5mmノズル・設定圧力0.2MPa時)

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エージェント(「イエプコ表面処理」専用メディア)

エージェント」(「イエプコ表面処理」専用メディア)は、スイスIEPCO社が研究開発した特殊なブラストメディアです。
エージェント」の種類は大きく4つに分類されますが、使用用途やワーク等 お客様の必要とする加工条件に応じて細かく粒度が設定されており、基本16品番、特殊品番を含めますと30品番以上をラインナップ致しております。
ご使用用途に最適な「エージェント」は事前に評価テストを実施させて頂く段階で選定させて頂いております。
尚、「イエプコ表面処理」は「エージェント」を低圧で安定噴射される為に、一般的なエアーブラスト機ではイエプコ表面処理を行なう事はできません必ず「イエプコ表面処理装置」と一緒にご使用下さい
この為、イエプコ表面処理装置」をお持ちでない方に「エージェント」の供給は一切行なっておりませんので予めご承知おき下さいませ。


エージェント(「イエプコ表面処理」専用メディア

<製造元:スイスIEPCO社>
<輸入販売元:プラストロン株式会社>


「エージェント」の種類
種類 特徴
A type 「クリーニング工程」用のメディアです。
表面変質層の種類や除去し易さなどによって最適な品番を選択する事が重要です。(基本品番数:5品番)
B type 「ピーニング工程」用のメディアです。(基本品番数:4品番)
BT type 「ピーニング工程」に加えて更に表面を不活性化させ、滑り性を付加することによって離型性・汚れ防止の更なる改善・摺動抵抗の軽減などが得られる“第3の工程”「トリボフィニッシュ工程」用のメディアです。
「ピーニング工程」の際にこのメディアを使用する事で、「ピーニング効果」+「トリボフィニッシュ効果」を同時に付与できます。(基本品番数:4品番)
K type 樹脂系メディアで、金属表面を変化させずに表面に付着した樹脂やデポジット・汚れなどを除去するのに用います。(基本品番数:3品番)

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【事例①】放電加工後の「イエプコ表面処理」

処理前の写真に見られる円盤状の集合体が放電加工時に生成される硬化層(白層)です。処理後の写真はこれらをクリーニング工程で除去し、その表面をピーニング工程で緻密化しています。

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1stカット後の「イエプコ表面処理」 4thカット後の「イエプコ表面処理」
1stカット後に「イエプコ表面処理」を行なった場合 4thカット後に「イエプコ表面処理」を行なった場合

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放電加工後の「イエプコ表面処理」

資料提供元:プラストロン株式会社

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【事例②】研削加工後の「イエプコ表面処理」

処理前の写真には砥粒によってつくられた細かい傷やカエリがあります。処理後の写真はこれらをクリーニング工程で除去し、その表面をピーニング工程で緻密化しています。。

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研削加工後の「イエプコ表面処理」

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研削加工後の「イエプコ表面処理」

資料提供元:プラストロン株式会社

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「イエプコ表面処理」を動画で公開中!

イエプコ表面処理』の作業シーンを動画にてご確認頂けます。下のアイコンをクリックして下さい。

「イエプコ表面処理」~①クリーニング工程~動画 「イエプコ表面処理」~②ピーニング工程~動画
【第1工程】クリーニング工程 【第2工程】ピーニング工程

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